テーマは「将来役立つ力はこれだ!」/起承「展」結の文体習得で〝一生役立つ力〟育成へ

・「新聞週間」(10月15〜21日)に合わせ、当社は、新聞の「読み物」の型に基づいた子ども向けの作文・感想文用ワークシート「新プリエッセー」を使った第1回コンテストを開きます。

・初回のテーマは「将来役立つ力はこれだ!」。起承「展」結の文体に合わせた文章を一部伏せ字にして用意しているので、そこを埋める文章や絵を考えてもらう形式です。

・自由に文章を書いてもらうのではなく、あえて縛りを設け、まずは文章の型の習得を促すのが狙いです。子どもにとって身近な宿題の読書感想文をはじめ、将来、販売促進文章やプレゼンの時にまで役立つ力を身につけてもらいたいと考えています。

□講演時も活用する型□

起承「展」結の文体とは、「起」を印象的な話で始め、「承」でその話を受けて文章の本題を説明。
「展」では、本題に関連した事例▽解決策▽反対意見▽「起」の話の続き−などを書いて話をひろげ(本来は「転」ですが、「転じる(変える)」のイメージが強いため「展」を使っています)、最後に「結」で、魅力的なコメントを用いて締めくくります。

新聞の「読み物」の型に基づいており、実用性が高い文体です。読書感想文の受賞作品でこの形式がしばしば見られますし、販売促進やプレゼンも大きくはこの流れになっているケースがあるのではないでしょうか。実際、代表の講演は起承「展」結型です。

□全国学力テスト結果の課題に対応□

新プリエッセーでは、印象的な話▽本題の提示▽課題解決策の提案▽自分にできること−を書いてもらいます。そこにタイトルと、タイトルを表現した絵を加えてもらいます。
児童は、自分のことと社会的な問題を結びつけ、課題解決策を考えた上で、さらに自分の行動とも結びつけるため、知識とその知識を活用する力が養えます。これは起業家精神の育成にもつながると考えています。

日本の課題に目を向けると、2023(令和5)年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、小学生の国語で「複数の情報を整理して自分の考えをまとめたり、書き表し方を工夫したりすることに課題がある」とされました。

このうち大阪の結果では、小学生の国語で同様の課題があり、中学生の国語では「「読むこと」では、文章を比較して表現の効果について考えたり、文章を読んで理解したことと知識や経験とを結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることに課題が見られる。また、全体を通して、自分の考えを条件に沿って記述することにも課題がある」とされました。

12月には、「読解力」の日本の平均点順位の低下が問題視されている経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)をめぐり、2022年調査の結果が公表される予定ですが、新プリの取り組みは、こうした言語能力の課題解決に貢献できると考えています。

□将来を考えるきっかけに□

〈テーマ〉
第1回のコンクールのテーマは、「将来役立つ力はこれだ!」を設定しました。子どものうちに、将来のために今何をする必要があるのか考えるきっかけをつくりたいと考えたためです。

〈募集期間〉
新プリシリーズは新聞の型に基づいているため、募集期間は「新聞週間」の10月15〜21日にしました。

〈賞〉
優秀な作品の発表日は、11月1日の「犬の日」に行います。新プリシリーズで犬型のオリジナルキャラクターを展開しているためです。
【最優秀賞】1人、賞状とキャラクターシール32枚セット
【優秀賞】2人、賞状とキャラクターシール16枚セット
【佳作】5人、賞状とキャラクターシール11枚セット

〈応募対象〉
応募対象は、原則、ノート代わりの新聞形式プリント「新プリ」の実践校のみなさん。他校でもお問い合わせをいただけましたら、新プリエッセーの詳細をお伝えしますので、ぜひご応募いただきたいです。

〈応募条件〉
応募条件は、「タイトル」、伏せ字の「!!」「〇〇」「++」「♪♪」「☆☆」をどう書いたかが分かる文章と、関連した「絵」を描いた紙をご提出いただきます。字数制限はありません。「新プリエッセー」のワークシート以外でも、上記の内容が分かれば受け付けいたします。

〈応募方法〉
応募方法は、原則、当社(https://plus-starhr.com)への郵送ですが、お問い合わせがあればメールでも可能です。

もしご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ子どもたちの参加をご検討いただければ幸いです!

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この取り組みは、大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジに登録されています。

目指せ!! 「編集力」「発信力」育成の〝集合知〟!! 全ての子どもが「新聞記者」レベルの素養を備えてから社会に出る「教育の仕掛け」をつくります!