■阿倍野図書館と共催のワークショップで講師を務めました!■

当社は8月24日、読書感想文を「新聞記事の型」で書く小学生向けワークショップを大阪市立阿倍野図書館さまと共催で実施いたしました!

同図書館(大阪市阿倍野区)を会場に、代表の加星が登壇。印象的な話で相手の気持ちを引き込みながら全文を読んでもらうように書く「読み物」の型を紹介しました。

子どもたちは、保護者の皆さまや代表とやりとりしながら読書感想文の作成に挑戦してくれました!

社会に出てから役立つ文章の書き方を子どものころに習得し、将来役立ててほしいと考えています。

ご参加いただいたご家族の皆さまに心より感謝申し上げます。

◆起承「展」結の各ブロックを5W1Hで◆

書き方の流れは起承「展」結の四つのブロックで構成します。

①起(意味:起こす)
→取り上げるテーマに関連した印象的な話で始める。
(情景や心情の一部分、質問・疑問を書いたりして「何それ」「答えを知りたい」と思わせる)

②承(意味:受ける)
→「起」の話を受けて、この文章で取り上げるテーマを説明する。

③「展」(意味:ひろげる)
※「転」は「転じる(変える)」のイメージが強いため「展」を使用。
→取り上げるテーマに関連した内容で、話を広げる。
(事例、解決策、反対意見、「起」の話の続きなどを書く)

④結(意味:結ぶ)
→自分の思いや抱負、呼びかけのコメントなどで締めくくる。

全てのブロックで5W1Hの要素を整理し、それをつなげながら読みやすい文章を作っていくという流れで展開しました。

各要素を引き出す作業は、保護者の方に聴き取っていただいたり、私がやりとりさせていただいたりと、コミュニケーションを通して行いました。

◆自分の体験を大切に◆

小学2年生の参加者は、穴に落ちた犬を子どもたちが救出する絵本『ろくべえまってろよ』の読書感想文を以下のように仕上げていました。

=ぬれていた蝶を自分と友達で助けた話
=本の内容
=野菜についていたカタツムリをお父さんとお母さんに相談して飼うことにした話
=これからも困っている生き物をみんなで助けていくという抱負

完成した内容を拝見し、この方自身の体験から始まるので先を読みたいと感じましたし、自分の体験を入れているからこそ、最後の抱負に説得力が生まれていると感じ入っていました。

この表現方法の型は社会人になっても通用すると考えています。
情報発信する際の〝道具〟の一つにしていただけるのを願っています!