「情報発信力の不平等」をなくし、それぞれが有する価値を的確に外部に発信して周りから正当な評価を受ける―。
そんな社会の実現に貢献できれば幸いです。
日本人の発信力は、まだまだ底上げできると断言できます。
発信するための「テンプレート(型)」をしっかりと学べる機会が、学校や職場で十分に設けられていないためです。
そのため、各事業所がマスコミ向けに発信するプレスリリースは、「型」を知っているかどうかで、発信力に明確な差が生まれます。
私は、プレスリリースを提供していただく立場で18年半働いてきましたが、せっかくすてきな商品やサービスを開発されているのに、その魅力を十分に伝えきれておらず、もったいないと感じるケースが多々ありました。
そこで紹介したいと考えた「型」が、新聞記事を作る際に用いる「型」です。
新聞記事は、中学生から高齢者まで、誰が読んでも分かりやすく、的確にその情報の意義や価値を伝えるため、関係者が磨き続けてきました。
いわば、情報伝達に関する「人類の英知の結晶」です。
非常に汎用(はんよう)性が高く、プレスリリースをはじめ、各メディアで活用するとより効果が高いと考えています。
私は、いま人が生きているのは、次世代がより満足のいく人生を歩めるよう、何かを残していくためだと考えています。
いまを生きる世代の一人として、その一環を少しでも担えるのなら、それが最上の喜びです。