◇「新聞の技術の特徴」と「メディア制作事例」

 

 

新聞は、「見出し」「本文」「ビジュアル」「レイアウト」を効果的に組み合わせています。
その結果、もたらされる特長は大きく2点です。

■信頼度「高」、〝瞬発的〟な情報発信■

(1)「事実に基づき、分かりやすく、価値を明確にした」内容を実現。
信頼度の高いメディアとして認識されています(参考「メディアに関する全国世論調査」)。

(2)「パッと見て内容を理解できる情報発信」を実現。
多忙な人でも効率的に情報を入手できるようにしています。

■〝4者〟の個性と連携■

〈見出し〉
「簡潔な記事の極致」と位置付けられ、見出しだけ見れば記事の概要が理解できるように言葉を選びます。

〈本文〉
重要な情報から書く「逆三角形」の文体を駆使。
何があったかだけでなく、社会的にどのような価値があるかを伝えます。
文章は、難しい言葉を避け、具体的な数値や形状での表現を心掛けます。

〈写真〉
一目見て何を伝えたいかが分かるように「題材」と「構図」を組み合わせます。

〈レイアウト〉
優先順位の高い情報から目に入るようにし、目線の流れまで考慮して組み立てます。

〈〝4者〟の連携〉
最も伝えたい内容が効果的に発信できるように、「見出し」「本文」「写真」の全てで目立つように取り上げ、それを1カ所にまとめる「レイアウト」で仕上げます。

 

当社は、こうした新聞作りの技術を「標準の形式」として用い、各種メディアを制作。
お客さまのご要望にお応えします!

■メディア制作事例■

〈プレスリリースの型「新(しん)プレ」〉

◆ポイントは五つ

当社は、「そのまま新聞記事にできるレベルのプレスリリース」を普及しようと、訴求力を追求した型(テンプレート)を開発しました。

略して「新プレ」です。

『〝そのまま新聞記事にできる〟たったひとつのプレスリリースのテンプレート(型)「訴求力底上げ。新プレ」: 地元紙デスク経験者とベテラン広報が連携―「文」「見出し」「写真」「レイアウト」の徹底解説』(Independently published)

所属や立場、経歴に関係なく、「情報発信力の不平等がない社会」の実現を目指し、新聞作りの技術を惜しみなく注いだ内容です。

「新プレ」のポイントは大きく五つです。

①訴求力最高クラス「号外」の体裁を基に9ブロックで構成

日刊紙の号外は、営利企業が費用をかけて基本無償で配布しています。
読まれなければ意味がなく、最も訴求力の高い体裁で仕上げているのが特徴です。

その型を基に、プレスリリースに必要な情報を9ブロックで整理しました。

文章の構成はもちろん、見出しの横幅を目いっぱい使ったり、紙面に占める写真の割合にこだわったりと、内容も外見も訴求力を高めるためにこだわっています。

同じ内容を伝えていても、一般的な体裁(下・上段、見出しが小さい分)と、号外の型を活用した分(下・下段、見出しや写真が大きい分)を比較すると違いが明確です。

     

②「時事性」と「希少性」の軸で社会的意義を明確化

新聞では、社会的意義が重視されます
例えば、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標達成に貢献するといった形です。
それが明確であればあるほど訴求度は高まります。

「新プレ」では、社会的意義を整理します。
記者が取材する際の思考の流れを押さえた手順(フレームワーク)で取り組み、「時事性」と「希少性」の軸であぶりだします

③「見出し」×「写真」×「リード文」で発信力の相乗効果

瞬発的な情報発信力を高めるため、「見出し」▽「写真」▽「リード文」―の3要素を効果的に組み合わせています。

「主題(メインテーマ)」と「副題(サブテーマ)」を定め、3要素の全てに組み込み、上部に固めるレイアウトで相乗効果を生み出します。

多忙なメディア関係者に向け、瞬発的に情報をお届けするのが「新プレ」です。

④写真を「構図」×「題材」で有効活用

訴求力を高めるためには、「見出し」▽「写真」▽「文章」▽「レイアウト」―の全ての要素に配慮する必要があります。
しかし、今の日本では、特に「写真」の生かし方が十分ではありません

写真は「構図」と「題材」が訴求力のかなめになります。
構図は、情報の「足し算」と「引き算」によって成り立ち、題材は、本能的な部分に働きかけられる対象を積極的に取り入れます。

「新プレ」では、撮影位置から対象の作り込み方まで徹底してこだわり、訴求力向上を図ります。

⑤デスク目線で細部まで新聞記事“トレース”

新聞記事は、誰が読んでも分かりやすい内容にするため、文章の記述方法から見出しの付け方、写真の説明文に至るまで、一定のルールがあります。

「新プレ」は、そのルールにのっとった表現方法を最初から基準に盛り込み、プレスリリースを作れるようにしています。

当社代表は、約1年半デスクを務め、記者の記事を整理して最終的に出稿する作業を担っていました。
その経験を踏まえ、細部まで新聞記事のレベルになるよう注力しました。

メディア関係者が読みやすく、引いてはステークホルダー(利害関係者)にとっても読みやすいリリースを創出します。

〈解説動画も順次公開中〉

「新プレ」に基づいたプレスリリースの作り方については、YouTube「新聞作りの技術で訴求力を制す「プラススター」チャンネル」で順次公開中です!

ぜひご覧ください。
YouTube:新聞作りの技術で訴求力を制す「プラススター」チャンネル

〈チラシや広報紙〉

このほか、図書館の催しのチラシに新聞の対談形式の型を活用したり、広報紙にも号外形式でメリハリのある紙面を展開したりと、需要に応じた制作を展開しています。