〜「ビジネス文書」か「号外」か〜

大阪商工会議所の勉強会を前にした打ち合わせの際、プレスリリースの型の「出自」について、大変有意義な気づきを得させていただきました。
記者時代にプレスリリースを受け取った際、淡白な見出しの表現を見かけるケースが多々あり、「もったいないな」と感じていたのですが、「ビジネス文書」の型が「出自」としてあるのではないかとのお話でした。

納得です! 私は、新聞の号外の型を参考にプレスリリースの型を考案したのですが、新聞では見出しを「簡潔な記事の極致」として重視しています。
一方でビジネス文書では、見出しは端的に「〜について」と表現するのが通例ではないでしょうか。

「ビジネス文書の型」(左)と、「新聞の号外の型」(右)

日本のプレスリリースの「出自」の一つが「ビジネス文書」というのは得心がいく学びでした。

プレスリリースは、「ビジネス文書」ではなく「新聞」だという価値観の転換を図ると、訴求力を高めるのに役立つのだと思います。

勉強会の講師の立場が逆に学ばせていただくという貴重な機会をいただき、本当に感謝です!